エステの新メニューの作り方|何から決める?種類の数・時間と価格の決め方

    エステの新メニューの作り方。お客様のニーズ、サロンの得意な技術、使いたい化粧品の順に決める図解

    今のサロンに新しいメニューを加えたいとき、何から決めればよいか迷う方は多いのではないでしょうか。この記事では、新メニューの決め方から工程、時間と価格、提供前の確認までを順に整理します。

    目次

    新しいメニューは何から決める?

    お客様のニーズ、サロンの得意な技術、使いたい化粧品の順に考えるのが王道です。まず、今のお客様が何を求めているかを確かめ、その希望に自分たちの技術でどう応えられるかを考えます。

    たとえば、今あるコースでは対応しきれていない希望があれば、それが新メニューの出発点になります。新しい商品に出会い、「これを使ってメニューを作れないか」と考えることも、もちろんきっかけになります。その場合も、最後はお客様のニーズとサロンの強みに合うかを確かめましょう。

    メーカーはどうやって新メニューを作っている?

    セスでは、社会の消費者ニーズを見て、サロンに足りないメニューを探し、新しいメニューを考えます。次に使える商材を開発し、技術と組み合わせて形にしています。

    メーカーの新メニューのつくり方。社会のニーズ、サロンに足りないメニュー、新しいメニューを考える、使える商材を開発、技術と組み合わせるの5段階

    たとえば育筋メソッドは、従来の痩身メニューだけでは物足りないお客様がいることに着目しました。高齢者の筋力低下やフレイルなどが社会問題になっていることも背景にあります。痩身にも使える商材を生かしながら、「筋肉を育てる」というコンセプトのメニューを考えました。こうした選択肢があると、サロンの強みにもつながります。

    脳疲労リリースを取り入れたドライヘッドスパのコースも、同じ流れで組み立てた例です。

    メニューの数・種類はいくつがいい?

    多すぎても少なすぎてもよくありません。目安はフェイシャル3〜5種類、ボディ3〜5種類、オプション5〜10種類です。規模が大きく、マシンのメニューが豊富なサロンはこの限りではありません。

    メニューの数の目安。フェイシャル3〜5、ボディ3〜5、オプション5〜10。同じ目的のメニューは基本1本から時間や商材を変えて2〜3

    少なすぎると、お客様が使える時間や予算の幅を拾いきれません。多すぎると選びきれず、スタッフによる説明にも時間がかかります。

    同じ目的のメニューなら基本を1本に絞り、所要時間や使う商材で2〜3のバリエーションを設けると選びやすくなります。たとえばフェイシャルのくすみケアコースなら、基本のコースを1本決め、所要時間や使う商材を変えた2〜3のコースを用意する形です。

    メニューの中身(工程)はどう組み立てる?

    フェイシャルなら、洗浄・活性・導入・鎮静の4段階をどう組み合わせるかで考えます。新メニューの目的に合わせて、必要な工程と使う商材を選びましょう。各段階の考え方はフェイシャルエステの手順で紹介しています。

    施術時間と価格はどう決める?

    まず近隣の同業者のメニューを参考にし、そのうえで技術料と商材費を合わせて決めます。同じ内容でも地域によって価格が大きく違うため、自分のサロンの立地や設備に照らして考えることが大切です。

    技術料の目安は10分あたり1,000〜3,000円です。地域差のほか、設備の充実度や個室かどうかでも幅が出ます。商材費は、施術で使う化粧品の原価をもとに決めます。原価に対して商材費をどのくらいに設定するかは、サロンが自由に決めてよい部分です。

    最初から価格を安くしないことも大切です。一度安い価格で始めると、後からの値上がりをお客様に受け入れていただくのは難しくなります。適切な価格で出し、キャンペーン価格や回数券を設ける余地を残しておきましょう。

    オプションの作り方やメニュー表の並べ方は、エステの客単価を上げるには?をご覧ください。

    新メニューを出す前に何をする?

    モデルさんへの施術を重ね、技術を充実させます。特に新しいメニューは、予定した時間内に収まるか、トラブルなく施術できるかを必ず試し、提供前に練習しておきましょう。

    宣伝を兼ねて、お客様からモニターを募る方法もあります。先に化粧品の使い心地を確かめたいときは、業務用化粧品のサンプルも参考にしてください。

    メニュー名と説明文はどう書く?

    あおった名前や説明はおすすめしません。薬機法や景品表示法に触れないよう、施術内容とお客様が受けられるサービスを具体的に伝えましょう。

    避けたい例は「シミ消しコース」「ニキビ改善コース」です。結果を言い切る表現に頼らず、どんな工程を行うメニューなのかが伝わる言葉を選びます。

    メニューづくりでよくある失敗は?

    よくある失敗は、客層とのずれ、初期投資のかけすぎ、最初から安くすることの3つです。それぞれ新メニューを出す前に確認しましょう。

    新メニューづくりのよくある失敗。客層とメニューが合っていない、初期投資を大きくしすぎる、最初から価格を安くする

    自分のサロンの客層と合っていない

    高級志向で設備も充実したサロンと、普段使いしやすいサロンでは、求められる内容が違います。フェイシャル中心のサロンと、ボディや脱毛が中心のサロンでも同じです。ただし、客層を広げるために新しいメニューを打ち出すことは、むしろおすすめです。

    初期投資を大きくしすぎる

    高価な機械をいきなり導入したり、高額な化粧品セットをまとめて仕入れたりすると、想定した需要がなかった場合の負担が大きくなります。新しい客層に向けたメニューほど、小さく試せる内容から考えましょう。

    最初から価格を安くしてしまう

    価格は先ほどの考え方で適切に決め、後から使える販促の余地を残しておきましょう。

    小さく始めるには?

    客層を広げる新メニューは、初期投資が大きくないものから始めるのがおすすめです。セスの技術はオールハンドなので機械の購入がいらず、初期投資をほとんどかけずに始められます。

    一例が、アナリーゼを使った角質除去のコースです。酵素パウダーのアナリーゼは200gで4,800円(税別)。使い方とゴマージュの手技を学べる「角質・毛穴トリートメント」の講習は2時間で6,000円(税別)です。

    遠方の方はオンラインセミナーも利用できます。商材の購入とモデル代だけで、講習料は無料です。施術を受けて確かめたい方には、フェイスソワンのフルコース体験もあります。120分・5,000円です。

    メーカーのメニュー提案はどう受けられる?

    セスでは、講習会・体験会・担当者への相談を通じて、随時メニューを提案しています。エステ業務用品のカタログにもさまざまなメニューを紹介しており、見るだけでもメニューづくりの参考になります。

    なぜメーカーがメニューまで提案するのかも、あわせてご覧ください。

    よくある質問

    新しい商品からメニューを考えてもいいですか?

    はい。新商品を見て「これでメニューが作れないか」と考えるのも一つのきっかけです。自分のサロンのお客様のニーズに合うかを確かめてから形にしましょう。

    新メニューには高い機械が必要ですか?

    必要ありません。オールハンドの技術なら初期投資をほとんどかけずに始められます。客層を広げるメニューは、投資を小さく始められる内容から考えましょう。

    メーカーにメニューの相談だけでもできますか?

    はい。セスでは講習会・体験会・担当者への相談で随時受けています。カタログに載っているメニュー例も参考になります。

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