エステのボディメニューの種類と選び方|手技で始める導入のポイント

    エステのボディメニューの種類。皮膚、筋肉・リンパ、リラクゼーションの3つ。始めるなら手技から

    フェイシャル中心のサロンにボディメニューを加えたい方や、これからボディ中心で開業する方へ。ボディエステの種類を整理し、手技から始めるための準備と施術の流れを紹介します。

    目次

    エステのボディメニューにはどんな種類がある?

    セスでは、ボディメニューを「皮膚にアプローチするもの」「筋肉・リンパにアプローチするもの」「リラクゼーション」の3つに分けて考えています。

    皮膚へのアプローチは、背中・腕・デコルテなど、ボディの肌をケアするものです。筋肉・リンパへのアプローチは、筋肉やリンパに働きかける手技が中心です。リラクゼーションには、ハーブボールのように温めながら心身をほぐす施術があります。まず、来店するお客様が肌のケア、体を動かす手技、くつろぐ時間のどれを求めているかを整理すると、選びやすくなります。

    手技と機器、どちらで始める?

    セスでは、手技(オールハンド)から始めることを勧めています。

    機器の購入が要らず、初期投資を抑えて試しやすいためです。小さく始める考え方は、エステの新メニューの作り方でも紹介しています。機器を使うメニューもありますが、ここでは手技を中心に扱います。

    痩身メニューが響かないお客様には何を勧める?

    「痩せる」ことよりも、「筋肉を育てて若々しい体を保つ」ことに関心を持つお客様がいます。

    痩身メニューは年配のお客様にはあまり響かないことがあります。一方で、ただのリラクゼーションにはそこまでお金を払いたくないという方もいます。筋肉にアプローチするメニューなら、痩せなくてもいいお客様にも提案できます。続けることでボディラインの維持や、元気を保つことにつながります。

    セスに痩身メニューはありません。育筋メソッドは、痩身メニューに飽き足らない方のための新しいメニューとして作りました。

    セスのボディメニューはそれぞれ誰に向く?

    セスのボディメニューは、向くお客様と導入しやすいサロンがそれぞれ違います。肌、筋肉・リンパ、リラクゼーションのどこに重点を置きたいかで選んでください。

    セスのボディメニュー4つ。育筋メソッドと深層筋セラピーは筋肉・リンパ、ハーブボールはリラクゼーション、バックソワンは皮膚

    育筋メソッド(筋肉・リンパ)

    標準的なリラクゼーションに飽き足らないお客様がいるエステサロンやリラクゼーションサロン、年齢層の高いお客様が多いサロンに向きます。整骨院・整体院にもおすすめです。育筋メソッドの内容から、サロンでの導入を考えられます。

    深層筋セラピー(筋肉・リンパ)

    オイルを使う深いリラクゼーションがあり、そのうえで若々しさを保つことに着目したメニューです。導入しているサロンのお客様からは、「体が軽くなる」「疲れが取れる」「筋肉が柔らかくなる」という声をいただいています。深層筋セラピーで施術の内容を紹介しています。

    ハーブボール(リラクゼーション)

    今あるボディメニューに何かプラスしたいサロンに向きます。重い器具は要らず、蒸し器があれば導入でき、メニューに彩りが加わります。お客様の体質やその日の心身の状態を見るドーシャチェックは、お客様とのコミュニケーションやカウンセリング力を高めるきっかけにもなります。業務用ハーブボールで導入に必要なものを確認できます。

    持病のある方・妊娠中の方などは体調に配慮し、蒸し器でのやけどにも気をつけてください。

    バックソワン(皮膚)

    ボディの肌をきれいにしたいお客様に向くメニューです。ブライダルに向けたケアのほか、背中のニキビ、日焼け跡やシミが気になるというお客様の悩みに合わせて案内できます。バックソワン(背中・腕・デコルテ)で内容を紹介しています。

    フェイシャル中心のサロンがボディを足すには何が必要?

    新しく必要なのは、フラットになるベッド、お体を隠すバスタオルやタオルケット、着替え用のペーパーショーツやガウンです。シャワーは必須ではありません。

    ボディメニューを始めるのに必要なもの。フラットになるベッド、バスタオル・タオルケット、ペーパーショーツ・ガウン。シャワーは必須ではありません

    ボディは立って施術するので、ある程度の体力は必要です。セスのメニューでは、ベッドの高さを調節できれば、そこまで体力を消耗せずに施術できます。開業準備の全体像はエステ開業に必要なものリストも参考にしてください。

    ボディの施術はどんな流れ?

    「カウンセリング → お着替え → 施術 → アフターカウンセリング・アフターティー」が基本の流れです。

    ボディの施術の流れ。カウンセリング、お着替え、施術、アフターカウンセリング・アフターティー。施術は心臓から遠い方から、背面は足先から肩、前面は足から頭へ

    オイルトリートメントなら、最後にホットタオルをお渡しし、気になるところを拭いていただけばシャワーは要りません。施術は、心臓から遠い方から進めるのが大まかな流れです。全身なら背面は足先 → もも → 腰 → 背中 → 肩、前面はまた足から → お腹 → 肩 → 腕 → 最後に頭へと進めます。右足から始める流儀もありますが、そこまで気にしないやり方もあります。

    フェイシャルの流れと比べたい方は、フェイシャルエステの手順をご覧ください。

    施術時間と化粧品の使い方は?

    ボディは背面と前面を合わせて1時間前後に収めるのがおすすめです。長すぎるとお客様が疲れてしまいます。

    ボディでは高単価の化粧品を使わないことが多く、使用量は増えても、原価はフェイシャルほどではない場合が多いです。一方で施術時間は長くなりがちなので、最初に時間を決めておきましょう。マッサージに使う化粧品には水溶性マッサージローションもあります。価格の決め方はエステの新メニューの作り方で紹介しています。

    施術後のホームケアはどう勧める?

    ホームケアに使うものは、施術の最後に実際に使って差し上げ、使用感を確かめてもらうのがおすすめです。

    たとえばボディクリームを仕上げに使うと、肌にのばしたときの感触をお客様自身で確かめられます。店販全体の考え方は店販が売れない理由をご覧ください。

    ボディメニューの説明で気をつける言葉は?

    「ダイエット」は使いません。「痩身」「むくみ」「セルライト」「スリミング」「痩せたい」は、お客様の悩みやニーズとして書き、メニューの効果として言い切らないことが大切です。

    「痩身メニュー」は一般名詞として使えます。書き方は、よい例が「むくみが気になるお客様に」、避けたい例が「むくみが取れるコース」です。施術で起きる変化を約束する言葉になっていないか、メニュー表でも確かめましょう。

    ボディメニュー導入でよくある失敗は?

    いちばん多い失敗は、最初からとても長いコースを作ってしまい、施術者が疲れてしまうことです。

    セスでも、ボディとフェイシャルを合わせたコースを基本にしたところ、施術者もお客様も疲れ、効果をあまり感じてもらえなかったことがありました。長いコースのほうが単価を取りやすく満足してもらえそうでも、実は効果はそこまでないことも多いのです。

    中心のメニューは60分程度にし、オプションで少し長くする程度に留めましょう。オプションの作り方はエステの客単価を上げるには?で紹介しています。

    セスのボディ講習・体験はどう受けられる?

    セスでは、講習会・体験会・担当者への相談を通じて、ボディメニューの導入をお手伝いしています。

    これからボディ中心で開業する方には、最初のメニューとして深層筋セラピーをおすすめします。どんなお客様にも勧められるオールラウンドなメニューで、サロンの中心はこのメニューだけでもよいと考えています。オイルを使う施術なので、初めてのお客様にも分かりやすく、抵抗感がありません。今のサロンに加えるなら、前述の「それぞれ誰に向く?」から選んでください。

    よくある質問

    シャワーが無いサロンでもボディメニューはできますか?

    できます。オイルトリートメントでも、最後にホットタオルをお渡しし、気になるところを拭いていただけばシャワーは要りません。

    これからボディ中心で開業します。最初はどのメニューから始めればいいですか?

    セスのおすすめは深層筋セラピーです。どんなお客様にも勧められ、サロンの中心はこのメニューだけでもよいと考えています。

    1人サロンでも体力的に続けられますか?

    ボディは立って施術するので体力は必要ですが、ベッドの高さを調節し、中心メニューを60分程度にすれば無理なく続けやすくなります。

    ボディメニューを具体的に検討する方は、講習や各メニューの案内をご覧ください。

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